2010年05月20日

人間の鎖、普天間包囲=「閉鎖まで頑張ろう」―1万7000人参加・沖縄(時事通信)

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の県内移設に反対し、閉鎖・撤去を訴える県民ら約1万7000人(主催者発表)が16日、同飛行場を「人間の鎖」で完全包囲した。参加者は強い風雨にさらされながらも互いの手を取り、「普天間基地の閉鎖まで頑張ろう」と声を上げた。
 包囲行動は、県内の政党や平和団体などが主催。午後2時から同3時までの間に、「人間の鎖」を3回作った。同飛行場に対する包囲は5年ぶり5回目。
 包囲行動後、宜野湾市の伊波洋一市長と、移設先として検討されている同県名護市の稲嶺進市長の2人は「私たちは基地のない平和に暮らせる沖縄を取り戻さなければならない。そのためにも新たな米軍基地を断固として造らせてはならない」などとする共同声明を発表した。 

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2010年05月13日

近代化の歩み後世に 宮内庁、古写真デジタル化(産経新聞)

 日本の近代化の記録を後世に残そうと、宮内庁が明治から戦前までに撮影された古写真のデジタル化に取り組んでいる。写真は当時の国情を視覚的に伝える“報告書”として、天皇のお手元にのぼったものだが、退色などの劣化が問題となっていた。

 宮内庁はデジタル化した写真をホームページで公開することも検討しており「検索機能や解説を充実させたデータベースを構築し、多くの国民に利用してもらいたい」と話している。

 ◆保管3万点

 宮内庁で保管する古写真は約3万点。明治天皇の行幸先でお付きの写真家が撮影したものや、地方自治体が近代化の進捗(しんちょく)状況を報告するために献上したものなどだ。

 関東大震災で倒壊した東京・浅草の高層建築、凌雲閣(りょううんかく)、沖縄戦で破壊された首里城、まげを結い着物をまとった男たち…。色あせた写真の中には、貴重な景色が広がっている。

 天皇のそばに仕える侍従職によって保管されてきたが、昭和12年に約1万点が当時の宮内省図書寮(現宮内庁書陵部)へ。残り約2万点が三の丸尚蔵館に引き継がれた。

 明治期の写真の特徴について、三の丸尚蔵館の学芸員は「台風や地震など自然災害の惨状を写した写真が多い」と話す。テレビはもちろん、新聞の写真製版もなかった時代。地方から届く写真が各地の様子を伝えるメディアの役割を果たしていた。「こうした写真をみて、明治天皇が被災地に救済金を贈られることもあった」という。

 貴重な写真は、温度や湿度が厳重に管理された倉庫で保管されてきた。しかし、年々劣化が進んでいる。

 古写真の印画紙に用いられていたのは主に、卵白を薄紙に塗り乾燥させ、硝酸銀水溶液で処理した「鶏卵紙」と呼ばれるもの。「鶏卵紙は光に非常に弱いため、調査や研究で出し入れするたびに色があせてしまう」と書陵部の担当者は話す。

 ◆公開を検討

 古写真の現状を維持しながら倉庫で保存していくことが難しくなる中、書陵部は平成18年からデジタルによる保存を始めた。三の丸尚蔵館でもデジタル化を進めている。

 現在、古写真を閲覧するには申請書を提出するなど煩雑な手続きが必要だが「将来的にはインターネットで閲覧できるようにしていきたい。郷土史などの研究に役立ててもらえれば」(書陵部)と話している。

 約3万点すべてをデジタル化するには開始から10年以上を要しそうだが、担当者らは作業が終わったものから一般公開ができないかと検討している。(篠原那美)

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2010年04月27日

「すべての役職を解く」―製薬協が田辺三菱を処分(医療介護CBニュース)

 日本製薬工業協会(製薬協)は4月21日の理事会で、薬事法違反で行政処分を受けた会員会社の田辺三菱製薬について、同社が就いている副会長、常任理事、理事、委員会の委員長など「すべての役職を解く」ことを決めた。

 製薬協の庄田隆会長は「医薬品に対する信頼を損ねるものであり、誠に遺憾。医薬品の開発に係る各種データの信頼性確保は、医薬品の根幹に関わるものであり、今後二度とこのような違反行為が生じないよう会員会社に徹底していく」とする「見解」を発表した。

 また、庄田会長名で会員会社の代表者あてに、同様の事態が二度と生じないよう、関連会社を含め、全社的に社内管理の総点検、社員の研修など万全を期すよう呼び掛ける文書を出した。

 製薬協の規約で規定されている処分は「除名」「資格停止」の2つだが、どちらも適用されなかった。広報担当者は「役職を解くのは、ここ10年は恐らくなかった。処分が軽いということはない」と話している。過去に規約上の処分を受けたのは、「ソリブジン事件」を起こした日本商事の除名のみ。


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